皆さん、こんばんは。
街はすっかり冬色に染まり、今年も残すところあと僅かとなって参りました。厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今年は、多くのことが今まで通りにいかず、思い悩むことが沢山あったことと思います。そんな中、オペラという伝統的な舞台芸術と、ライヴパフォーマンスという現代の総合舞台を並べて論ずるこのブログで、少しでも皆さんのおうち時間を彩ることが出来たら…
そんな気持ちから、このシリーズはスタートしました。
皆さんの心に、ささやかな輝きを灯すことができていたら幸いです。
オペラとは、現代におけるライヴパフォーマンスと、そんなに変わらないものであると思っています。ほんの少し昔からあって、言葉が外国語で、それでも、今を生きる私たちに響く内容で。まさしく、人が人を感動させる舞台なのです。
私が大のライヴ好きということもあり、オペラとライヴにそれぞれ通う中で感じたこと、見出したことを、僭越ながら皆さんに共有させていただきました。このブログを通じて、新たに舞台へ足を運ぶ人が増えたらという願いは、今も変わりません。
現実の中に生まれる、非日常の不思議な空間。
感動を共有する喜びは、本当に素晴らしいものです。
2021年は、また皆さんと劇場でお会いできますよう、願っております。
良いお年を!
寺田 穣二