「クリスマスコンサートやらない?」
後に理事長となる男のこの一言から、Vivid Opera Tokyoのホール公演の歴史は始まりました。
会場は世田谷区のサローネフォンタナ、最大60席程度の小さなサロンホールです。まるで教会のようなコンサート空間で、前半はクリスマスソングやオペレッタの名曲を、後半はドニゼッティ作曲のオペラ【愛の妙薬】ハイライト版を上演しました。
この作品はある村の美女アディーナに恋をしている青年ネモリーノが、彼女を振り向かせるため、村にやって来たインチキ薬売りドゥルカマーラから愛の妙薬を買うという物語。しかしその妙薬、実はただのボルドーワインで・・!青年の恋は村中を巻き込んでいきます。
イタリアオペラの王道喜劇をクリスマス仕様にアレンジし、サンタありトナカイありプレゼントありの賑やかな公演となりました。